アスレチックトレーナーによるケガの解説シリーズ①~足関節ねんざ~

こんにちは。アスランコーチ兼アスレチックトレーナーのトムコーチです。冒頭に少しだけ自分のことについて書きます。

時々「トムコーチの専門は何?」と聞かれます。

「陸上は短距離」ですが、仕事はアスレチックトレーナーです。アスレチックトレーナーってあまり聞きなれないワードだと思います。

トレーナーといっても色んな種類のトレーナーさんがいます。

選手の筋肉を鍛えるためにトレーニングメニューを考えて一緒にトレーニングする人。選手が腰やひざなどを痛めたときに治療をする人。選手のメンタルを鍛えるトレーナーなど様々です。

アスレチックトレーナーはスポーツの練習や試合の時に一番選手の近くにいて、怪我が起きたときの対応や、そもそも怪我が起きないように予防のトレーニングを指導したり、リハビリで練習に復帰できない選手とトレーニングをしたりするのが仕事です。

その他にも帯同するチームによっては筋トレを指導したり、練習の準備をしたり、外国人選手の通訳をしたりしています。

前置きが長くなりましたが、そんな仕事をしているトムコーチが不定期でスポーツで起こりやすいけがと対処法について「けが解説シリーズ」として書いていきたいと思います。もしよかったら読んでみてください。

第1回目は「足関節ねんざ」です。

足関節ねんざ

足関節とは足首のことを言います。僕はチームに帯同していたこともありますし、病院に勤めていた時もありますが足首のねんざはしょっちゅう見ました。スポーツ現場で起きるケガNo1かNo2かと思います。

ほとんどのケースで写真のように内側に捻ってしまうことで起こります。時々反対側に捻ることもありますが、全体の9割は内側に捻ります。

上の写真は足首の骨とじん帯ですが、外くるぶしの前のじん帯を痛めることが非常に多いです。

よっぽどひどく捻った場合はくるぶしの下や後ろのじん帯を痛めるケースもあります。

ひねった後どうなる?

人のカラダはケガをした際には「炎症反応」というものが起きます。例えば、患部がぷくっと腫れたり、熱くなったり、赤みを帯びたりします。

また患部を押すと痛む可能性が高いです。

歩いている時も痛みを感じるでしょうし、ひどければ全く足をつくこともできません。

対処法は?

「炎症反応」はケガを治す過程で必要なカラダの反応なのでしょうがありません。しかし、そんな状態で無理に動かしたり荷重をかけたりすると、炎症の状態が続きいつまでたっても痛みが引きません。まずは炎症を抑える必要があります。

そのために必要な治療がRICEです。RICEに関しては次回また紹介します。

対処法に関してはこちら ⇒ RICEってお米のこと? | ATHLAN(アスラン)・福岡陸上教室/福岡県福岡市/佐賀県唐津市

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