走り高跳びはとても楽しい種目です。
ルールはシンプルでバーを越えられるか越えられないか。ハラハラドキドキ。
生き残りで徐々に選手が減っていき、最後は強い選手同士で対決します。やっていても見ていても面白い種目です。
跳び方のタイプ
60年前の世界大会では【ベリーロール】というお腹を下にしてバーを越える方法も主流として存在していました。
しかし、現在世界の主流となっているのは【背面飛び】。背中から飛んでバーを越えていきます。
小学生では【はさみ飛び】と言って足をハサミのように開いてバーをまたぐ跳び方が基本となります。
どんな仕組みで飛んでるの?
走り高跳び自体はシンプルな種目ですが、どの程度足を曲げるか、肘を伸ばすかなど、様々なテクニックを用いて跳んでいます。
跳ぶ瞬間にポイントとなるのが身体の【たわみ】です。ここで言う「たわみ」とは、ジャンプ直前の屈みこみだと思ってください。
走り高跳びは助走してからジャンプの直前に少し屈んでから跳びます。以前はこの屈みこみは出来るだけない方がいいと言われていました。
しかし、その場で上にジャンプすることを想像してもらえると分かりやすいのですが、高くジャンプしようと思ったら膝をたくさん曲げてしゃがみ込めばいいという訳ではないですし、しゃがまずにジャンプすることもできません。「適度な」屈みこみ具合が必要になります。
どのくらいが「適度」なのかは人によって異なります。
このくらい膝を曲げて跳びなさいというのは人によって違うという事です。
指導する側のコーチは選手がどんなタイプなのか見極める必要があります。
背面跳びのタイプ
たわみが小さい特徴の選手を「スピード型」たわみが大きい選手を「パワー型」と表現することがあります。
①スピード型
踏切前に大きくしゃがみ込むことをせず、速い助走の流れで走り幅跳びのように跳ぶ特徴があります。難しい言葉を使うと「反射」という体の反応を十分に生かして跳ぶタイプの方が該当します。
近年のトップジャンパーはスピード型であることが多いです。
②パワー型
パワー型の選手はその名の通り、筋力が強いタイプです。助走の力はそこそこに、自らが持つ筋肉が発揮するパワーに依存しています。筋肉が多いタイプが該当します。
今後数回は走り高跳びにフォーカスを置いてご紹介していきます。
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