走り高跳び ジャンプのための3つの力

高く跳び上がるメカニズム

オリンピックなどの選手が2m以上の高さを跳ぶのを見ると、あまりの現実性の無さにびっくりしてしまいます。自分の身長よりはるか高くを飛び越えるなんて凄すぎません?

なぜそんなに高く跳び上がれるのでしょう。

筑波大学のスポーツバイオメカニクスの先生は走り高跳びにおける身体の上昇力(ジャンプ力)には3つのものが関連していると説明しています。

①身体の軸の「起こし回転」
②各関節の伸展筋力
③振り上げ脚と両腕の振り込み振り上げ動作

だそうです。

①身体の軸の「起こし回転」

この力は一本の棒をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。硬い棒を地面に向かって投げると跳ね返ってきます。高跳びにおいても同じことが起きていると考えられます。

助走から最後の一歩を踏み込んだ時に地面からの反発力を得て上昇していくのです。これ起こし回転と呼びます。

実際には人間は硬い棒にはなれないので②の各関節の伸展筋力と合わせて、関節をたわませながら跳んでいます。

②各関節の伸展筋力

ジャンプにおける各関節とは主に足首、ひざ、股関節になるかと思います。伸展とは伸ばすという意味ですのでそれぞれの関節を伸ばす力がジャンプ力を生んでいるという事です。

その場に立って上にジャンプしようとすれば、ひざを曲げて一気に伸ばすと思います。これはイメージしやすいですね。

助走のところでも少し話しますが、高跳び選手はジャンプの前に重心を下げて助走しています。その後のジャンプに備え関節をそれぞれ曲げているのですね。

助走に関してはコチラ↓

背面跳びの助走 | ATHLAN(アスラン)・福岡陸上教室/福岡県福岡市/佐賀県唐津市

③振り上げ足と両腕の振り込み振り上げ動作

「振り上げる」とはジャンプの直後の腕や反対脚の引き上げ動作のことです。

さらに、「振り込み」動作はジャンプ中に腕を畳む動作の事です。これは選手によって使わない選手もいます。

一見関係がないように思える、ジャンプしていない方の足や、両手の動き、しかも空中で腕を畳む動きなどがジャンプを高くする要因になっていると思うとかなり奥の深いスポーツですよね。

ちなみに、ジャンプ動作中の腕の使い方は個性が分かれ、「ランニングアーム」「シングルアーム」「ダブルアーム」などがあります。これらについては次回以降お話しします。

こちら⇒走り高跳びの腕の使い方 | ATHLAN(アスラン)・福岡陸上教室/福岡県福岡市/佐賀県唐津市

まとめ

走り高跳びのジャンプ力を構成する3つの力を紹介しました。

跳躍選手はこれら3つをどのように向上させていくかを深堀して考え練習に取り組んでいます。

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