走り高跳びのコツ「締める」

走り高跳びも幅跳びも力を出す瞬間はほんの一瞬です。1秒にも満たない時間で全身のパワーを出し切るスポーツです。

その為、力を出すと言っても相撲みたいにずーと推し続けたり、スクワットのように2秒くらいかけて持ち上げる力の出し方とも異なります。

締めるとは?

体幹部分を「締める」

「反射」と表現されることが多いですが、ジャンプの瞬間にふっと息を止めて横隔膜を収縮させます。その瞬間に体幹の安定性にまつわる腹横筋、腹斜筋、背筋群などが連動的・反射的に収縮します。いわゆる体幹を固めている状態です。

体幹が固まった時に上半身と下半身を繋がり軸が形成されます。

「締める」とは反射的に複数の筋肉を同時に収縮させることと言えます。

肩甲骨周辺を「締める」

締めるという感覚にはもう一つ重要な部位があります。

それは肩甲骨周辺の筋肉です。ここが締まることによって背筋群と連動して反射が起こり、背すじの伸びた姿勢で踏み切ることができるのです。

具体的には、踏切に入る時、脇を締めるように絞り込むような感覚です。

別の言い方をすれば「肩甲骨を後ろから押し込むような動き」と言えます。

まとめ

・走り高跳びにおいて重要な「締める」という感覚について書きました。
・「締める」とは連動した反射的な筋収縮のこと
・体幹筋群と肩甲骨周囲筋群を「締めて」上半身、下半身の力の伝達をしていく。

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