「着地」は走り幅跳びの最終局面となります。
理想的な着地を習得することができれば中・高校生のレベルであっても20㎝~30㎝は距離を伸ばすことが可能です。
しかし、現実は着地がうまくいかない原因の多くは「踏み切り~空中動作」にあると考えられます。
例えば踏み切り最後の一歩が広くなってしまうと跳躍が潰れてしまし、滞空時間が短いので着地姿勢を取りにくくなります。
また、着地した後に前のめりに倒れてしまう選手はたくさんいます。これは前傾姿勢のまま踏み切ってしまっていることが原因である場合が多いです。踏み切りの瞬間はやや後傾した姿勢で踏み切る必要があるのはそのためです。
以上のように、効果的な着地を得るためには適切な踏み切りと空中動作が必要になります。
着地動作中の意識
着地動作に入る時は太ももを胸に近づけていきます。胸を太ももに近づけるのではありません。胸を近づける意識を持ってしまうと着地が前のめりになってしまう恐れがあります。気を付けるポイントです。
理想的な着地フォーム
①着地動作前半では上体は地面に対して垂直に近く ※前傾させ過ぎない
脚は地面と平行になるぐらいまで引き上げる ※椅子に腰かけるイメージ
②着地前半で前に投げ出した腕を自分の後方へ振り出す。同時にかかとを思い切り前方に突き出し少しでも前に着地できるように意識する。
練習方法
最初は走り高跳びのマットなどを敷いて5歩程度の助走から練習しましょう。
ポイント
①両手両足を前方に地面に対して水平に伸ばす
②手を後ろに振りだし、かかとを前方に突き出す。
マットでの練習に慣れてきたら実際に砂場でやってみましょう。短い助走から徐々に長い助走に伸ばしていきましょう。
踏み切り版などを利用すると滞空時間が伸びるので練習しやすくなります。
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